2018年07月06日

預言者の香り

すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥アロマセラピーを仕事にしていると、たまに内省的になることがあります。

自分自身が精油を扱い、販売することや、精油をめぐる様々な商業的な話を聞くだけで、疲弊してしまうことがあります。

大好きな精油が、大好きであるがゆえに、扱うことが辛くなる‥

そのような思いになる方はきっと私だけではないのかもしれません。

精油を巡って心が疲弊した時、必ず手にする本があります。

カリール・ジブランの「預言者」です。

そのなかのある一節を開いて読みます。

欧米では聖書に次いで長く売れ続けているというこの小さな本。

30国以上の言語に訳され世界中で読まれている本。

この本には本当に不思議な力があります。

もともとは、初めてアロマセラピーを学んだスクールで教材として手にしたロバート・ティスランドの「アロマテラピー、芳香療法の理論と実際」に書かれていた一節でした。

アロマセラピー勉強中だった私はその一節に静かな衝撃を受け、その一節が私のアロマセラピー観を含めた人生観の一部になりました。

正確に言えば人生観ではなく、仰ぎみる世界観と言った方が正しいでしょう。

長く読み続けてはいても、その一節に書かれているような境地になど、たどり着けるような私ではありません。

谷に咲く花の香りについて書かれた一節が、内省的になっている私の内面を浄めてくれます。

ティスランドの本ではテンニンカと訳されていますが、出自の「預言者」の本ではギンバイカになっています。

テンニンカとギンバイカ、どちらが正しいのかは原書を読まなくては分かりませんが、これら2つは近縁種です。

本は預言者アルムスタファと島人たちとの一問一答で構成されています。

その一節を含めてこの本をずっと読み続け、アロマゲートウェイ®が出来上がりました。

20年以上も前の生徒時代に受けたインスパイアを静かに持ち続けたことに関しては、私がほんの少しだけ誇りに思っても良いことなのかもしれません。

でも、きっと、本当はそのような事すら何の意味もなく、もっと別の世界につながる何かに向けて動かされているように感じます。

カリール・ジブランの預言者は新訳も出ていますが、私は至光社の佐久間彪氏の訳本を気に入っています。

預言者の香り
画像:Wikipedia
☆ギンバイカならば花の白いマートル(ミルテ)になります。テンニンカはピンク色の花を咲かせます。






Posted by ミセス・ヒロコ at 19:27

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